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雑記②

 

切れかけの蛍光灯になぜか心が惹かれてしまう。

 

終わりかけてるものにある種の美しさみたいなものを感じるのか。

そういえば桜も散り際の方が好きだ。

 

昨日切れかけて点滅していた向かいのマンションの蛍光灯は、今日見たら切れていた。

でもきっとすぐに取り替えられるんだろう。

雑記

 

夜になってからベランダにでるのが心地よい季節になってきた。

 

今日もいつものように日付が変わってから外に出る。

 

ふと見下ろすとマンションの下を歩いていたおそらくサラリーマンがおもむろにガードレールに腰掛けて、大きくため息をついたように見えた。

コンビニの袋のようなものを持っているから缶ビールでも開けるのかと思ったが、すぐに立ち上がり、私の住むマンションに入っていく。

 

ガードレールに腰を下ろしたわずかな間、彼は何を考えたのだろう。家に帰る前に思わず立ち止まり、考えたこととは一体何なのだろう。

仕事の悩み、恋愛のこと、或いは家族の問題か。

 

気になるけれど私がそれを知る術はない。どうせ明日には忘れることもわかっている。遠くからだから彼の顔も見えなかった。今後すれ違ったりしたとしても気付かないだろう。

 

 

5月とはいえ風がある夜中に外にいるとさすがに冷えるなあ。

部屋に戻ろう。

昨日買ったCDを聴いてから寝るとしよう。

陳列

お題「制服」

 

通っていた高校は、制服がない高校だった。

 

というか、校則がなかった。服装も頭髪も持ち物も制約がなく、常識の範囲内であれば何ら問題がなかった。

 

とはいえ、服装自由には例外があって、式典や校外行事の際には標準服を着なければいけないことになっていた。まあそれさえ着ればカーディガンの色とかはなんでも良かったのだけど。

 

 

1年生の時、創立何十周年だかで式典があって、もちろん生徒全員出席で服装は標準服。なんでだか知らないけど学校じゃなくて他所のホールで行われた。

確か当日は雨で、秋も深まってきた頃で、寒い寒いと文句を言いながら向かったような気がする。

 

 

そうして会場に着いた時に最初に思ったことを、未だに覚えている。

 

 

気持ち悪いな と思った。

 

 

いつもはバラバラな格好をしている全校生徒が、みんな同じ服を着て揃っている様が。

 

 

 

数年後、就活生になった自分がまた同じ思いをすることになるのを、その時以上の嫌悪感を抱くことを、高1の私はまだ知らない。

廃棄

 

「これは少し形が悪いから売れないんだよ」

 

「大きすぎたり、小さすぎたり、崩れてたりするワケあり商品を安く買えるお店です」

 

「商品の味を安定させるために徹底的に管理された機械で製造している」

 

 

 

主に食品に多いと思うんだけど、全てが同じような形、大きさ、重さにならないと『売り物としての価値がない』という思想が恐ろしい。

 

味は変わらないのにほんのちょっと形が悪いだけで『売り物にならない』野菜、味に違いが出るとクレームになるのであろう製造物。

 

 

全部揃える。同じにする。

 

 

 

少しでも違うものははじき出す。

 

 

 

人は人間に対しても同じことをしているなと思うんだ。

 

 

でも人間は組織から"廃棄処分"されても死ねるわけじゃないから、苦しいよな。

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道にこういう物が落ちていると切なくなる。

 

かわいいものだから尚更。

 

持ち主はなくしたことに気付いたのだろうか。

 

せめて気付いてもらえていたらいいなと思う。

 

目の前の現実があまりにも現実味をもって迫ってくるから

 

私はイヤホンから流れる音楽でフィルターをかける

 

現実を薄める

 

そうしないと心を守れない時がある

お題「この色が好き」

 

 

空の色が好きだ。

 

水色の絵の具ででたらめに塗ったような夏の空も、少し霞んでいるような薄い色の空も、申し訳程度の数の星を浮かべる夜空も。

 

 

でも私が一番見るのが好きなのは、夕方と夜の間の空の色。

 

 

私の住む街では鮮やかに真っ赤な夕焼けなんてそうそう見れないのだけれど、それは置いておくとして私が好きなのは夕焼け空と言って大多数の人が想像するような空ではない。

 

 

下の方は夕焼けが残り、上から夜の闇が迫って、その間は溶け合うように紫がかっている。

 

そんなふうに夕と夜が共存する空の色に、昔から何故かたまらなく惹かれる。

 

 

単純に部活の帰り道やらに見る機会が多かったかもしれない。

 

でも、ただただ真っ赤な夕焼けよりも、私はあの空の方が綺麗だと思ってしまうのだ。